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2012,7月

S氏の直前対策

 税理士試験まで2週間を切りました。この時期になるといつもS氏のとった税理士試験へ向けての直前対策を思い出します。

 S氏は大学を卒業後関西の準大手の建設会社へ就職し営業職に就きました。当時地主さん相手に相続対策としてアパート建設の営業をする中で税理士さんと仕事をする機会が多く、彼自身が税理士の仕事に興味をもつようになりやがて本人の転職願望へと変わっていきました。

 彼は会社を退職しハローワークで職員数名の個人事務所へ転職し6年の歳月が流れ年齢も33歳を迎えていました。入所当初から3年間は未経験者で先輩職員もおり仕事もそう多くはなく、受験勉強との両立もこなしながら簿財と税法1科目の合格も手にしていました。

 ただ4年目に入ったころには彼が職員のなかでは一番の古手となり(会計事務所での職員の在職年数は平均3年弱とのことです)所長先生の片腕となり副所長の役割を担っていました。そのような状況にあるS氏と出会ったのは10年前の秋の気配を感じられる土曜日の求職相談でした。

 S氏の相談は副所長になってからは税理士事務所の業務だけではなく新入職員の担当も仕事となり多忙な日々を送っており受験勉強に時間が取れずこの3年間は科目合格から遠ざかっているとのことでした。

 彼の能力からして前職でも主任として業務だけでなく部下数名を管理監督していた経験があり副所長としての仕事については当たり前の事としてこなしており苦痛とは感じていませんでした。ただ、会計事務所へ転職したのは税理士に成るためでしたが税理士試験に合格しなければ本末転倒になってしまいます。

 S氏は再度一職員としてやり直すため転職というリセット方法を選択しました。そして人材紹介アイから紹介した職員10数名の中規模会計事務所(会計事務所業界は職員5名以下の小規模事務所が90%、5名~20名以下の中規模事務所が9%、20名以上の大規模事務所は1%の割合です)へ転職し一職員として就業しました。

 ただそこでも1年、2年と時間が過ぎていきましたが科目合格は出来ませんでした。4科目目は3年目に合格しました。だが4年目は自信を持って望んだ5科目目の相続税法に不合格となり本人曰く「税務署に火をつけようと思うほど国税局を恨みました」とのことでした。

 能力的には合格圏内にありましたが果たせず彼は3回目の相続税受験について過去の受験対策とは全く異例なメンタル強化手法を取り入れました。

 それは試験直前1週間のホテル缶詰直前対策でした。試験直前1週間でより自身を燃やしながら試験当日に最高に燃えた自身を持っていくことでした。

 具体的にはビジネスホテルに試験当日の1週間前に入り、朝8時から夕方の6時までひたすら勉強し、7時にホテルの地下にある居酒屋で食事とお酒も飲み10時には寝ることを日課として過ごすことにしました

 1週間であれば来週はしなくてもよいと集中でき自身を燃やせながら試験当日を迎えられると考えました。S氏は灼熱の太陽のもとその太陽以上に燃えた自身を自信に満ちた状況に置き換え最後の5科目目を手にしたのです。求職相談で出会ってから10年、S氏は職員数名を自身の事務所の職員として管理監督する立場に立っています。

税理士&税理士試験受験生の会計事務所への紹介は『人材紹介アイ』

M氏の答案練習=前編

 前回の『ブログでメッセージ』にK君の受験戦術をお伝えしました。今回はさらにその上を行くM氏の話をさせていただきます。

 M氏が求職相談に来られたのは6年前の税理士試験が終わった9月の残暑の厳しい日の午後でした。年齢は30代後半に入り会話を通じてビジネスマンとしてしっかりと訓練された口調が印象に残っています。

 彼は大学を卒業し大手の家電メーカーへ技術者として入社しましたが物を扱う開発現場より人と接する営業現場のほうが向いていると判断し自ら願い出て営業マンとして世界をかけ回っていました。仕事も面白くやり甲斐もありました。

 そのM氏がなぜ税理士試験の受験生になったのかを聞かせていただきました。社会人となり10年目に入ったころ彼の高校時代の友人から弁護士として独立開業をしたとの挨拶状を受け取りました。

 その友人になにかしら感じるものがあり会いたいと思ったのです。M氏の未来日記はその日から180度変わってしまうのです。

 弁護士として独立開業した友人と話をして、一生の仕事を見つけ独立し自身の責任がすべてでもある仕事に取り組む彼がまぶしく自立した姿に感動をおぼえたのです。

 M氏の家庭の事情も現在の仕事をし続けることを許してくれる状況にはなく、その友人の助言もあり法律でも税法のプロである税理士は試験制度も科目合格制で、働きながらでも資格取得が可能であることを知り税理士を目指すことを決意したのです。

 彼は社会人として叩き込まれた「結果がすべてである」ことを税理士受験にも当てはめました。

 合格しなければ受験のために費やしたお金も時間も社会的には何の意味も無く人生の損失になってしまう。企業会計と同じく税理士試験合格という売上が上がらなければお金も時間も人生での費用計上は成立しないと判断しました。

 当初は仕事と勉強の2足の草鞋(わらじ)を履いていたM氏は決意新たに勤務先へ退職届けを出しました。

 仕事が次世代携帯電話のマーケット調整をしていたこともあり会社より退職金を上乗せするので同業他社へは転職しないとの一筆を入れるよう求められたのも追い風と捉え、税理士試験の受験浪人生として第一歩を踏み出しました。

税理士&税理士試験受験生の会計事務所への紹介は『人材紹介アイ』

M氏の答案練習=後編

 退職したM氏は割増し退職金と貯金を投資して無職で3年での合格を目標にしました。

 1年目に簿記論、財表論に合格し目標通りの結果を出しましたが2年目は税法に入りより難易度が上がったこともあり結果が出せませんでした。3年目に2年間の勉強が実り税法2科目に合格し、4年目に最後の税法科目を受験して人材紹介アイの求職相談に来られたのです。

 M氏は本年の税法は絶対合格の自信がありますので会計事務所は未経験者ですがそれでも可能な会計事務所を紹介してほしいといってこられました。その年の官報の税理士試験合格者名簿にはもちろん彼の名前はありました。

 税理士試験の現状は無職で5年以内で合格することは大成功といっても過言ではありません。働きながらでは合格までに12~13年を費やす試験です。彼の勉強方法を聞かせてもらいました。

 前回お伝えしたK君と同じで試験当日に最大限の力を発揮しないと合格できない試験だと判断したM氏は、K君の考えた2時間勉強法をさらに上回る1時間40分答案練習受験法を考えました。

 税理士試験前の答案練習の期間ではあえて開始時間に20分遅れて参加し1時間40分で答案作成する訓練をしたとのことです。もちろん本試験では定時受験をしましたが余裕を持って計算問題のケアレスミスや理論問題の文章表現を見直す時間がとれたとのことでした。

 社会人として結果を出すことを最終目標に設定した仕事術を税理士試験へ応用したのです。

 会計事務所経験は未経験でしたが彼の仕事に取り組む考え方と訓練されたビジネス感性を認められ人材紹介アイより紹介した公認会計士事務所に採用されました。

 入社され5年後のM氏からの年賀状には新年より独立開業の一歩を踏み出しますとの言葉が書かれていました。M氏にとって税理士受験は仕事でした。仕事としての当初の目標とした結果を出したのです。

 M氏の勉強法を人材紹介アイのホームページの利用者の声欄に自身の出稿として掲載していますのでご覧ください。

税理士&税理士試験受験生の会計事務所への紹介は『人材紹介アイ』

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