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2012,8月

N君の短期決戦=前編

 税理士試験合格への戦略は大きく分けて短期決戦か長期決戦かどちらの選択をするかを問われることから始まります。短期決戦とは無職で受験浪人として2年~5年で合格を目指す戦略です。長期決戦は社会人として働きながら10年以上かけて合格を目指す戦略です。

 当初は短期決戦を目指しつつも結果が出ず長期決戦にならざるをえないケースが多いなか、「敵を知り、己を知って」短期決戦での戦略を初志貫徹して金メダル(税理士試験5科目合格)を勝ち取ったN君のことを今回はお伝えします。

 N君が求職相談に来たのは12年前のゴールデンウイークも終わった5月のある日の午後でした。当時N君は26歳の銀行マンでした。まだ税理士試験の受験経験もなくこれから税理士を目指したいので相談に乗ってほしいとのことでした。

 N君が税理士を決意したのは銀行での業務を通じて税理士の方と一緒に仕事をしたことがきっかけでした。銀行の仕事は好きで面白かったのですがそれ以上に税理士としての仕事に魅力を感じ将来の自分を重ねてしまったのです。

 銀行の仕事をしながらでの税理士試験の受験に自信を持てなかったN君は退職を決意していました。それは当時主任の役職にあり年内には係長になることが確実だったN君の決意でした。

 係長になると数名の部下がつき収益責任も数名分の責任を背負い途中で退職すると銀行にも部下にも迷惑がかかるので年内中に判断をしたいとのことでした。

 税理士業界の現況と税理士試験の現状をお伝えしました。そしてN君に大きな戦略選択のアドバイスをしました。上記の短期決戦か長期決戦かどちらの戦略を選択するのかをです。1年前に結婚したばかりのN君はおそらく長期決戦を選択するものとばかり思っていました。

 ところが求職相談の後しばらくしてN君から連絡が入りました。「私は仕事と受験の二束の草鞋(わらじ)を履くことは性格上向いていないと思います。なぜなら仕事をすると仕事にはまってしまい適当にはできない性格ですから・・・」とのことでした。

 実直でまっすぐな性格のN君は奥さんとも相談し2年間は奥さんに扶養してもらうことにして短期決選でも超短期決戦を選択しました。「敵を知り己を知れば百戦危うべからず」です。税理士試験の現状を知りその受験にどうチャレンジするのが自身の性格にあっているのかです

 超短期決戦を選択したN君へ励ましの気持ちも込めて税理士試験合格という金メダルが手に届く3~4科目合格の銀メダルを手にしたらまた相談に来てくださいとエールを送りました。

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N君の短期決戦=後編

 それから2年後の12月初めの税理士試験の合格発表の後、N君から電話が入りました。

 「2年前に相談に乗っていただいたNですが憶えていますか。3科目合格したら相談に来るようにと云っていただいたので再度求職相談をお願いしたいのですが・・・」

 すぐにはN君の顔が浮かびませんでしたが求職相談の日に彼の顔を見てすぐに2年前にお会いしたことを思い出しました。当時よりかなりふっくらしたN君は「この12月の合格発表で4科目になりましたので年明けから会計事務所へ就職をしたいと思います。よろしくお願いします」とのことでした。 

 何と昨年に簿・財の会計科目に、そして本年は必須税法を含む税法2科目に合格していました。オリンピックにたとえるなら受験1年目に銅メダルを2年目には銀メダルを手にしていたのです。

 「この2年間は机に向かって勉強ばかりしていたので体重が10キロも増えてしまいました。代わりに嫁さんは一人で働き心配もかけたせいか数キロ痩せてしまいました。嫁さんの実家へは申し訳なくてこの2年間は帰れませんでしたが、逆に必ず恩返しをしようとの気持ちを強く持てたのか税理士試験合格まであと1科目のところまでこれました」とのことでした。 

 N君へ京都の会計事務所を数件紹介させていただきました。銀行マンとして営業経験もあり税理士試験の合格も見えてきたN君に対して数年すれば独立開業されて担当の顧問先も持っていかれる心配もあると面接をことわってきた事務所もありましたが京都の大手事務所へ内定が決まり年明けより会計事務所の所員としてスタートをきることになりました。

 ところが・・・です。クリスマスも終わり年末も押し迫ったある日N君から電話が入りました。「本当に申し訳ないのですが今回内定をいただき年明けより勤務を始める会計事務所への就職を辞退したいのです」とのことでした。理由を聞くと、2年前に短期決戦を選択した理由そのものでした。

 税理士試験もあと1科目まできて、年明けから会計事務所で働きながらでも来年の試験には合格する自信はありますが、やはり自分の性格を考えると仕事に没頭してしまうと思います。奥さんとも相談し来年の税理士試験までとの約束で石橋をたたいて渡る覚悟で受験に専念することにしたいとのことでした。

 N君の固い決意を感じ内定が決まっていた会計事務所へ理由を説明して了承をいただきました。翌年の税理士試験が終わりN君へは他の会計事務所を紹介し採用され会計人としての新たなスタートを切ることが出来ました。その年の税理士試験でN君は最後の1科目に合格し税理士試験有資格者(税理士登録をしていない税理士試験合格者)となりました。

 2年半という超短期決戦で税理士試験合格という金メダルを手にしたN君は会計人としてスタートしてから9年後の現在、同じ会計事務所(現在は税理法人)で税理士の仕事に全身全霊を打ち込み同税理士法人の社員(株式会社で云えば取締役)として活躍しています。

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