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2013,2月

T氏の目的と手段

 「目的と手段は連鎖する」とはノーベル経済学賞を受賞したある高名な学者の命題です。

 税理士になることを目的とするとその目的を達成する手段は以下の通りです。1、税理士試験(大学院での科目免除も含める)に合格し2年以上の実務経験を経て税理士登録する。2、公認会計士、弁護士から税理士登録する。3、官公署で税務行政業務に23年以上携わり税理士登録する。大きくは以上の手段と思われます。

 確かに税理士に「なる」ことだけでも達成度が困難な目的なのですが、さらに大事なことは税理士に「なる」ことを手段として税理士になって「どうする」ことを目的に設定すること(連鎖する)がより大事なことだと思われます。

 T氏が求職相談に来られたのは2年前の桜も散りゴールデンウイークを目前にした陽射しの暖かいある日の午後でした。大柄で理知的な印象でした。税理士試験に合格し税理士事務所で3年間勤めたT氏はいつでも税理士登録ができる状況にありました。

 T氏の求職相談は税理士を必要としている会計事務所への転職でした。T氏の履歴書を拝見して驚きました。高校は入学してすぐに中退し大検に合格、同期の進学年度に国立O大学の法学部へ入学、2年後にさらに国立K大学の法学部へ学士入学(学部編入)しています。

 T氏の説明ではそもそも国立T大学へ進学し弁護士になることが目的だったのですが、T大学への有名進学高校への入試に失敗し公立高校へ入学したのです。その高校からはT大学への進学は困難と思い退学し大検の合格を目指したのです。

 T大学には届かずO大学へ進学しましたが司法試験ではK大学のほうが多数の合格者を輩出していることからさらにK大学への学士入学を果たすのです。ただ司法試験の壁はT氏の前に立ちはだかり結果断念せざるを得なくなります。

 しかし、T氏は税理士へ目的変更をするのです。簿記論、財表論そして選択税法1科目に合格した段階で通信制の大学院へ進学すると同時に会計事務所へ勤めました。

 大学院も2年で修了し会計事務所での3年の勤務も終えT氏はいよいよ目的としてきた税理士として会計事務所へ勤めることに希望を託していました。

 人材紹介アイからは数事務所を紹介しましたが、何人かの先生からは「これだけ目的と手段にはっきりした選択をしてきたのだから勤めたとしてもすぐに独立してしまうだろう」と将来を見通した答えが返ってきました。

 ただT氏の頭の中ではまだ独立は目的にはなっていませんでした。最終的にある会計士の先生の事務所へ入ることが決まりT氏は目的としていた税理士登録をして勤務を始めたのです。

 しかし半年が経過したころT氏から退職することに決めましたとの事後報告を受けました。T氏は勤務税理士が働く環境が業界にシステムとしてまだ出来上がっていないことに気付きました。システムではなく個別的な要因に依ることを理解したT氏は自己責任を貫ける独立開業の道を選択したのです。

 今、T氏は税理士となって「どうする」かを目的に自立の道を一歩踏み出したところです。さらなる「目的と手段の連鎖」を求めて・・・。

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