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2014,2月

冬来たりなば春遠からじ

 感動を与えてくれた冬季オリンピックも無事閉幕したその週の火曜日に、「春遠からじ」を感じさせる和歌山を訪ねました。それも猫の駅長で有名なたま電車に揺られての訪問となりました。

 今年の年賀状に開業準備をしているとの添え書きがあった女性税理士のSさんの事務所訪問です。実はSさんの父親は開業税理士で父親の事務所の隣にSさんの新事務所を建てているとの話でした。

 Sさんとお会いしたのは今から8年前の春です。人材紹介をさせていただいた男性税理士I氏の紹介でした。「以前勤めていた会計事務所の後輩が転職を考えているので相談に乗ってください」とのことでした。25歳の聡明な女性でした

 京都の国立K大学経済学部から同大大学院へ進学し修士課程を修了、会計事務所に勤め1年後に退職し父親の事務所の手伝いをしていました。税理士になることは父親を見ていたこともあり物心がついたころから意識をしていたとのこと

 大学在学中から税理士試験を受験し大学院を修了した年には簿記論、財務諸表論、そして法人税法と必須3科目をすでに取得していました。計画通りにいけば国税局へ大学院修士課程修了に伴う税法2科目免除の申請をし、会計事務所での実務経験を2年積めば税理士登録が可能となる筈でした。

 「思い通りにならないのが世の常」とは云われますがSさんも例外ではありませんでした。まず会計事務所を1年で退職せざるをえなかったことです。社会人としても初めての職場でしたが研修も指導もなく簿記の知識を頼りに見よう見まねで業務をこなしてきましたが仕事に対する不安と責務を感じ再度就職をやり直す決意をしました

 本来会計事務所は職人気質の業界で昔は丁稚奉公とも云われ働きながら税理士資格を取得したら暖簾分けにより独立する慣習があり大学新卒者が選択する業界ではありませんでした

 バブルの崩壊に伴い企業の終身雇用制度が崩れ自己責任が独り歩きをして国家試験の資格取得の流れが大学新卒者へも広がります。税理士資格の取得もその流れに乗ってしまったのが実情で業界が大学新卒者求めたわけではなかったのです

 また、科目免除の申請も修士課程の修了学部学科だけによる免除ではなく修士論文の内容にまで審査が入るようになります。Sさんの修士論文も内容が認められませんでした。Sさんは会計事務所の再就職と税理士試験の税法2科目の受験をする2足の草鞋を履くことになります

 人材紹介アイから最初に紹介した会計事務所はSさんが必須税法の所得税法を受験することもあり受験勉強第一を考え内部業務のみで負担の少ない事務所を紹介しました。期待通り2年後に所得税法合格を果たしたSさんは次に受験勉強ではなく仕事第一を考え担当を持ちかつ業務レベルの高い事務所を希望しました

 人材紹介アイから次に紹介した事務所はSさんの希望もあり税理士レベルを必要とする事務所でした。当初は仕事にもやりがいを感じ先生からも仕事ぶりは高く評価されましたが、時として帰宅できないほど仕事に忙殺され体力の限界を感じたSさんは1年半後に退職、最後の相続税法の受験までの半年間勉強に専念します

 そして受験後に知人の税理士事務所へ入り12月に官報合格を勝ち取るのです。同事務所で勤務税理士として3年勤めた後、和歌山の自宅で開業登録をし新事務所建設とともに本格的な開業準備に入った時に文頭に記した今回の事務所訪問となったのです。

 IT化も進み開業税理士も場所ではなくサービス内容のレベルで顧問先に選択される時代に入ったことは推測されます。Sさんが和歌山に戻り市街地から離れた郊外で父親の地盤を引き継ぐだけでは将来が約束される時代ではありません。

 大学院を修了してからの思い通りにいかなかった経験こそが本当に活きるのはこれからかもしれません。帰りのたま電車に揺られて車窓の景色を眺めながらSさんの本領発揮はこれからだと思いました。

 「冬来たりなば春遠からじ」Sさんの税理士の春ももうそこまで来ているのです

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