会計事務所(税理士事務所・公認会計士事務所・税理士法人)、企業経理財務職の求人・就職・転職なら人材紹介アイ 大阪|京都|神戸|滋賀|奈良|和歌山

お役立ち情報

2015,4月

父の歩んだ道を再び

 女性税理士のNさんから独立開業の挨拶状が届いたのは3月の中旬でした。目を通すとすでに昨年の11月に自宅で独立開業をされ本年4月から新たに事務所を構え業務を始められるとのことでした

 Nさんが人材紹介アイの求職相談へ来られたのもちょうど6年前の3月中旬でした。履歴書を拝見してその年に50歳を迎えることを知り見た目の若さとのギャップに驚いたことが記憶に残っています。

 Nさんの履歴書には税理士になるまでとなってからの苦戦の軌跡が記されていました。短大を卒業後大手都市銀行へ入り3年後に一部上場企業へ転職します。銀行では一通りの業務を経験し自身に合う仕事を探そうと転職をしますが、退職した銀行から得意先企業でもある上記会社の社長秘書の職を紹介され新たな経験ができると思い転職をします。

 数年して人事異動で経理職へ移ることになりそこでの必要性から学んだ簿記の勉強が税理士への道に繋がり会計事務所での苦戦の軌跡が始まります。5年近く勤めたその会社を退職し税理士を目指すために最初にチャレンジしたのは日商簿記1級の取得と受験勉強との両立を考え派遣社員として働くことでした

 日商簿記1級と簿記論取得までは順調でしたが財務諸表論と税法科目の勉強に入ってからは思うように進みませんでした。

 その間新聞の求人広告を見て応募し採用された会計事務所はあまりにも忙しすぎて受験勉強どころではなく1年で退職します。次にまた新聞の求人広告に応募し採用された会計事務所は急激に顧問先が増え仕事の量に増員が追いつかずまたしても受験勉強ができなくなり1年近くで退職を余儀なくされました。

 Nさんは会計事務所での経験を通し働きながらでは税理士試験合格を手にするのは難しいと判断し受験浪人に入ります。その間に財務諸表論と法人税法と消費税法に合格しますが法人税法は5、6回目の受験での合格(正確には憶えていないとのこと)で税理士試験を諦めようかと何度も思ったと云います。

 そして最後の税法科目の所得税法は再度派遣社員として会計事務所で働きながらの合格を手にしますが日商簿記1級合格から税理士試験5科目合格迄なんと16年の歳月が流れていました

 税理士試験に合格したNさんは再度勤務税理士として会計事務所へ転職をしますがそこではこれまでに経験したことのない勤務税理士としての人間関係の難しさと厳しい現実に出会うことになります。主な仕事が雑用ばかりで税理士業務をさせてもらえなかったり、内勤業務だけで顧問先を担当させてもらえなかったりと税理士資格を取得したにもかかわらず思うような業務に就けない不遇さに戸惑います。

 ただ、それによって心が折れたり気持ちがネガティブになったりはしませんでした。Nさんは気持ちを新たに勤務税理士としての仕事を求め再チャレンジする為に人材紹介アイの求職相談へ足を運ばれたのです。

 アイからは老舗の大手税理士法人を紹介しました。50歳を手前にしての就職でしたが年の功も活かされる資産税担当として採用されNさんも最後の職場としてひたすら仕事に励みました。何年か後に同税理士法人を訪問した際に所長先生からNさんの活躍ぶりを聞かされたときはNさんにとって最後の職場になれたとの確信を得ました。

 そのNさんからの文頭の独立開業の挨拶状でしたので何かあったのではと思いました。今月Nさんの新しい事務所を訪問しました。駅から歩いて5分の幹線道路に沿って建つ瀟洒(しょうしゃ)な3階建てのビルの1階がNさんの新事務所でした。

 話を聞くと同ビルは父親が司法書士をされていた時に購入し1階を事務所に2、3階をテナントに貸されていたとのことでした。お父さんは78歳迄仕事をされ8年前に引退し5年前に他界されましたが、その後も書類置き場として事務所を使っておられたとのこと。

 Nさん自身も1年前に勤務税理士としての多忙さから将来のことを考え、好きな相続業務の仕事に専念したいこともあり父親の事務所あとでの独立開業を決意されたとのことでした

 この4月新しくリニューアルされたお父さんの事務所でNさんはお父さんと同じ自立の道をスタートされました。そして6年前にお会いしたときと同じように、いやそれ以上に若く溌剌としたNさんの姿を見ることができました。

税理士&税理士試験受験生の会計事務所への紹介は『人材紹介アイ』

電話番号:06-6374-8466
ページトップに戻る
関西の会計事務所への人材紹介に特化
人材紹介アイ
〒531-0071 大阪市北区中津1丁目18-18 若杉ビル3F
TEL/FAX 06-6374-8466(代)/06-6374-8467